生命保険の知識装備にお勧めおすすめ度
★★★★★
著者は税理士兼フィナンシャルプランナー。監査法人勤務などを経て独立。他にも関連著書あり。
本書は生命保険に関する入門書で、図柄も多く説明は丁寧で分かり易い。第1章は「公的保障」の説明からはじめ、「サラリーマンや公務員は遺族年金があるので必要な生命保険金額はこれを差し引いて考える」と極めて親切なアドバイス。「プロが教える生命保険のヒミツ」(中西耕策著、PHP出版)のように業界の裏話はないが、生命保険の商品説明は必要にして十分である。
住宅の次に高価な買い物といわれる生命保険だが、我々のほとんどの者がその商品についての知識なく加入している。本書は通勤電車の中でも気軽に読めるので、資産防衛のため生命保険の知識装備に一読をお勧めしたい。
概要
医療保険、死亡保険、年金保険、各種の税金対策…正しい知識を習得すれば、未来に対する不安は消える。
内容(「MARC」データベースより)
豊富なデータと各種事例をもとに、保険の正しい入り方・使い方・見直し方を解説する。いま話題の「年金制度と個人年金(変額年金)+医療保険」なども詳細に紹介。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小栗 悟
税理士・ファイナンシャルプランナー。1962年岐阜県生まれ。国立滋賀大学経済学部卒業。(株)十六銀行を経て、監査法人トーマツにて、主に上場会社や中堅企業のオーナーの資産税対策、経営コンサルティングに従事。1990年、(株)中央経営コンサルティング小栗悟税理士事務所を開設。トヨタグループ、カシオグループをはじめとした大手企業グループの労働組合や生命保険会社などに対し、従業員の福利厚生目的のファイナンシャルプランニングを展開している